浮気調査にかかる探偵費用の相場と内訳を事例と共に解説

浮気調査の探偵への依頼費用は、調査して欲しい期間や集めたい情報量によって、大きく異なります。そのため、費用相場は10万円から100万円と幅広いです。平均的に見れば数十万円はかかると思った方が良いでしょう。

費用の内訳は、基本料金、調査員の人件費、諸経費に分けられ、中でも人件費が最も大きな割合を占めます。そのため、調査内容に対して充てられる人数が適正かどうかを複数の探偵事務所に見積もりをして確認する必要があります。

浮気調査は安いサービスではないため、依頼するときは、探偵事務所の対応してくれる人とのやり取りのしやすさや費用の透明性から判断して決定する必要があります。本記事では探偵に依頼する浮気調査の費用相場やプランごとの特徴、内訳に対する考え方をまとめているので、浮気調査を検討している人は是非最後までご覧ください。

探偵に依頼する浮気調査の費用相場

浮気調査を探偵に依頼する際の費用は、ケースによって大きく異なります。しかし、一般的な相場を知っておくことは、依頼者にとって重要です。浮気調査の費用は、およそ10万円から100万円の幅があると言われています。

平均相場は20万円〜60万円が目安

浮気調査の平均的な費用相場は、20万円〜60万円が目安となります。多くの探偵事務所では、20万円から60万円程度の費用で浮気調査を請け負っています。ただし、この金額はあくまで調査プランの目安であり、依頼内容や調査期間、調査員の人数、諸経費（交通費など）などによって変動します。

具体的な浮気調査の費用相場の例

20時間の浮気調査	20万円から40万円程度
40時間の浮気調査	50万円から70万円程度
60時間の浮気調査	80万円から100万円程度

上記のケースは世帯年収に応じた予算と調査内容の目安を示したものです。実際の依頼では、依頼者の状況や要望に合わせて、調査期間や調査時間、調査員の人数などを柔軟に設定することができるので安く抑えることも可能です。

浮気に関する事前の情報収集や、複数の探偵事務所からの見積もりを比較することで、費用対効果の高い調査を決めることができます。

浮気調査にかかる探偵費用の決まり方

浮気調査の費用は、いくつかの要因によって決まります。依頼者は、これらの要因を理解しておくことで、適切な予算を設定し、効果的な調査を依頼することができます。

浮気調査の依頼内容や調査期間によって大きく変動する

浮気調査の費用を左右する大きな要因は、依頼内容と調査期間です。 依頼内容が複雑で、長期間の調査が必要な場合、費用は高くなる傾向があります。 例えば、以下のような場合は、費用が高くなることが予想されます。

• 対象者の行動パターンが不規則で、特定が難しい場合
• 対象者が頻繁に移動する場合（市外、県外への移動など）
• 証拠収集のために、特殊な機材が必要な場合
• 調査員の人数が多くなる場合（複数の調査員が必要な場合）

一方、依頼者が事前に浮気の証拠をある程度収集しており、調査対象者の行動パターンが明確な場合は、調査期間を短縮できるため、費用を抑えることができます。

100万円以上かかるケースもある

浮気調査の中には、100万円以上の費用がかかるケースもあります。

これは、調査期間が長引いたり、調査員の人数が多くなったりすることが主な原因です。 海外での浮気調査や相手の名前や住所を特定する、高度なスキルを持った調査員を導入するといった場合も、費用が高くなる傾向にあります。

多くの場合、数十万円程度の費用で、十分な証拠を収集することができます。依頼者は、複数の探偵事務所から見積もりを取り、見積もりの内訳に透明性があるのか、費用と調査内容が合っているか、きちんと説明をしているかを判断材料に自分にとって最良の結果になると思える探偵事務所に依頼すべきです。

浮気調査の探偵費用の内訳は？

基本料金

多くの探偵事務所では、浮気調査の依頼時に基本料金を設定しています。この料金は、調査の準備や打ち合わせ、報告書の作成などに充てられます。基本料金は事務所によって異なりますが、通常は1万円から5万円程度が相場です。

調査員の人件費

浮気調査の費用の大部分を占めるのが、調査員の人件費です。調査員は、依頼者からの指示に基づいて、対象者の行動を監視し、証拠を収集に努めます。人件費は、調査員の経験や能力、調査の難易度などによって異なり、調査員の人件費は、1時間あたりの稼働時間に基づいて計算されます。1時間あたりの料金は、事務所や調査員の経験によって異なりますが、通常は5,000円から15,000円程度が相場です。

調査員の1時間あたりの料金の目安

経験の浅い調査員	5,000円から8,000円程度
経験豊富な調査員	8,000円から12,000円程度
ベテランの調査員	12,000円から15,000円程度

調査人員の数は見積もりにも記載があることが多いです。調査人員が1名なのか3名なのかによって費用は変動するので人数が何人なのか、調査内容に対して対応する人数は適正なのかきちんと説明を受けることで水増し請求を避けることができます。

諸経費など

浮気調査では、人件費以外にも様々な経費がかかります。これらの経費は、依頼内容や調査方法によって異なりますが、主な項目は以下の通りです。

• 交通費（ガソリン代、高速道路料金、駐車場代など）
• 宿泊費（対象者が遠方に移動した場合など）
• 機材費（カメラ、ビデオカメラ、GPS機器など）
• 通信費（携帯電話、インターネット回線など）
• 報告書作成費（写真の現像、データの編集など）

これらの諸経費は、事前に依頼者と探偵事務所の間で取り決めておくことが重要です。中には、基本料金に含まれている場合や、実費精算となる場合もあります。相談・見積もりの際は、基本料金・調査員の人件費・諸経費などの詳細を確認し、不明点があれば事前に質問しておきましょう。

確認することでボッタクリを防ぎ、適切な金額で浮気調査が可能になります。 また、調査方法や調査員の配置、報告書の作成方法など、調査の詳細についても事前に確認しておくことと良いでしょう。

浮気調査の探偵費用を安く抑えるには

浮気調査にかかる費用を可能な限り抑えるためには、いくつかの点に注意が必要です。料金プランの選択、事前の情報収集、複数の興信所からの見積もり比較などを行うことで、効果的な浮気調査を適正な価格で依頼することができます。

浮気調査の料金プランごとの特徴を理解しておく

浮気調査の料金プランは、探偵事務所によって様々です。相談・依頼する人は自身の目的（してほしいこと）や予算に合ったプランを選ぶ必要があります。探偵事務所がサービス提示するプランには時間制、パック料金制、成功報酬制などがあります。

各料金プランにはメリットとデメリットがあります。自身の状況や予算を踏まえて、最適なプランを選ぶことが大切です。安さだけでなく、調査の質や柔軟性なども考慮に入れましょう。

主な料金プラン一例

プラン	特徴
時間制	調査時間に応じて料金が発生
パック料金制	あらかじめ設定された料金で調査
成功報酬制	調査結果に応じて料金が発生

プラン	メリット	デメリット
時間制	調査内容や時間の柔軟な調整が可能	調査時間が長引くと費用が高くなる
パック料金制	費用が明確で予算管理がしやすい	調査内容や時間の変更が難しい
成功報酬制	結果が出ない場合の費用負担が少ない	成功の定義が曖昧になりがち

追加料金の有無やキャンセル料も確認しておく

料金プランを選択する際は、追加料金の有無やキャンセル料についても確認しておきましょう。予期せぬ費用の発生を防ぐためにも、事前の確認が欠かせません。

依頼前に複数の探偵事務所（興信所）から見積もりを取る

浮気調査の費用を抑えるためには、複数の探偵事務所（興信所）から見積もりを取ることが有効です。料金体系や調査内容を比較することで、適正な価格で質の高い調査を依頼することができます。

また、見積もりを取る際に内訳の説明を聞くことで、どちらが分かりやすいか、透明性があるか（調査内容に対する対応する人数など）、話しやすいかという要素から依頼先を決めるのもおすすめです。

興信所は、個人や企業の依頼に応じて、必要な情報を調査する専門機関です。浮気調査や身元調査、企業調査など、様々な調査を行い、信頼性の高い情報を提供してくれます。

浮気の証拠を自分であらかじめ集めておく

浮気の証拠を自分であらかじめ集めておくことで、調査期間を短縮し、費用を抑えることができます。メールやSNSのやり取り、不審な領収書など、手がかりになりそうな情報を整理しておきましょう。

自分でできる浮気調査の方法については「自分で浮気調査する方法と知らないと損するリスク」の記事をご確認ください。ただし、踏み込み過ぎた自分での浮気調査はリスクがあるので注意しましょう。

パートナー（配偶者）の行動パターンを把握しておく

パートナーの行動パターンを把握しておくことも、費用削減に役立ちます。いつ、どこで、誰と会っているのかといった情報を整理し、探偵事務所に伝えることで、調査時間の短縮など効率的な調査ができるようになります。

パートナーの行動範囲や調査にGPSが有効ですが、素人による追跡調査はバレる危険性やバレた時に自身が不利になる恐れがあるので、浮気調査費用を安く抑えるためといってリスクを犯し過ぎないようにしましょう。

浮気調査の探偵費用によくある質問

浮気調査を依頼する際、費用に関する疑問や不安を抱える方は多いです。ここでは、浮気調査の費用に関してよくある質問について解説します。