やみくもに配布部数や配布エリアを増やしても、コストに見合わない反響数しか獲得できないことが多いでしょう。特にポスティングするチラシのペルソナ(年齢・性別・年収など)が定まっているものほど闇雲に配っているだけではほとんど反響が出ません。
そこで本記事ではどのような基準でエリア、配布数を決めてポスティングを行うのが良いか、ターゲティングの重要性について紹介していきます。
ターゲット選定を行う前に確認したいこと
商品やサービスを求める人は誰か?
ポスティングを依頼する前に「なぜそのチラシ(広告)を配りたいのか?」を改めて考える必要があります。なんとなく、多くの世帯に配れば何かしら反響があるのでは?と考えていませんか?
住んでいるエリアによって年齢層や性別、子供の有無、富裕層の有無などが大きく異なります。例えば、子供が住んでおらず老人が多くいるエリアに学習塾のチラシを配って反響が出ると思いますか?答えは否ですよね。
他には飲食店など来店型店舗のPRチラシを遠方に配って来店してくれると思いますか?遠すぎたらわざわざ行く気になれませんよね。というようにチラシ(広告物)のターゲットに合わせてポスティングするエリアも決めていかなければなりません。
反響を出すならセグメント配布がおすすめ
セグメント配布とは
通常のポスティングとの大きな違いはターゲット層を明確に絞りピンポイントで配布を行うことです。例えば、学習塾の広告を10,000部配るとして子供の人数が少ないエリアで配るのと多いエリアで配るのでは反響率が大きく変わり、費用対効果が変わってきます。
セグメント例
学習塾の場合

- 年齢6~12歳
- 学習塾から自転車10分圏内
- 小学校1年生~高校3年生まで
- 学習塾から自転車10分圏内又は車で10分圏内
不動産会社の場合

- 戸建物件 築年数10年以上
- 戸建物件 男性が多い 年収1000万円以上
美容関係の場合

- 女性 年齢20~30代 年収500~600万円
- 女性 年齢50~60代 年収1000万円以上
上記のようにセグメントエリアを作成することでより明確にターゲットに対してアプローチを行うことが出来るようになります。 ただし、あくまで占有率が高いエリアであって100%を保証するものではありません。
配布エリアを決めるとき
基本的には店舗を中心として商圏1km・希望部数に合わせて配布エリアを作成するのが一般的になります。 ただ相談をされるお客様の中には近隣は自分で配ったなどのポスティングをされている方が多くいます。そういった場合思ったより配れなかったなどの声を聞くことが多いです。

基本的に店舗中心1km商圏のエリアだと思ったより広範囲のエリア・配布部数になることが多いです。その為、初めてポスティングをされる方や小ロットで配布をお願いしたい場合などは依頼部数の最低ロット(3,000部)などで店舗周りに配ってもらうのが良いです。店舗周りでの配布であれば、近隣住人の方からの反響なども確認しやすいでしょう。
また、商圏1kmで配りたいなどご要望があればおすすめの方法としては配布エリアを半分・三等分など分割して配る方法もおすすめです。そうすることでより反響の出るエリアの選別が出来ますので、反響が低いエリアをカットし再度、配布エリアの再編成などもやってみるのも良いでしょう。
過去にあった要望例
店舗周りのみに配布をしてほしい
「店舗寄りで少し離れている新規客層を獲得したい」といった要望によっては配布部数は大きく変動してきます。店舗の周り近隣のお客様をターゲットにした場合は5,000部以上がおすすめになります。5,000部程度配布出来れば店舗周りにはしっかりと配布を行うことが出来ますし、少しお店から離れた箇所へのポスティングも可能になる部数になります。
新規客層を獲得したいので、
店舗から離れたエリアにも配布したい
新規客層の獲得のために離れたエリアにポスティングすることは効果的な手段です。その場合のおすすめは10,000~15,000部程になります。地域差はありますが10,000部程配布を行う場合は店舗から少し離れた位置をカバーできる部数になります。 その為、近隣住民を含み少し離れた方へのアプローチもできます。
部数は増やしたくないけど
遠方までカバーしたい
エリアに対して配布できる部数が薄くなり反響率が見込めないためおすすめしません。
お気軽にお問合せください
ただやみくもに部数を多くして配っても、反響数は増えずにコストばかり増えてしまいます。サービス内容とニーズの高い傾向にある客層を整理することでコストは抑えられて、反響率も上がる確率が上がります。
アイ・メディアではGISシステムを利用し、ターゲティングエリアの作成が可能です。ヒアリング後、最適なエリアのご提案をさせて頂きます。お気軽にお声がけください。
